荒川 實
2日目(11月21日)
柏崎から出発して和歌山県南端の町 串本まではやはり遠い。42号線をくねくねとよく此処まで来た。
今日は晴れ、世界遺産の那智の滝、那智大社へと向う。途中バスの風景に驚きの声が上がった。沿道脇の家々、橋、杉やヒノキの大木など あちこちで無残に倒壊していたからだ。先般9月 台風12号の進行速度が遅かったため、紀伊半島を中心に大豪雨となった。大量の土石流の爪跡を目の当たりにした。この姿を見ているうちに思わず涙が出た。25名の犠牲者と1名の行方不明者があったという。
那智の滝はごうごうと流れ落ちていた。落差130メートルの大きな滝だ。
『神にませば まことうるわし 那智の滝』 虚子
那智大社、西国一番札所の青岸渡寺の参拝では467段の石段は一人一人に体力と年齢を厳しく感じさせた。それでもみんな杖をつきながらも頑張りとおした。
勝浦市内でまぐろ三昧昼食は美味しかった。
5時頃ようやく高台の 鳥羽シーサイドホテルに着いた。部屋からの眺めは素晴らしい。
夕食時に皆1分間スピーチを行った事で一気に和やかな雰囲気となった。特に矢川副会長さんの柏崎甚句の唄と踊りでみなの気持ちが一つになり今夜も盛り上がった。
① 那智大社と那智の大瀧
3日目(11月22日)
今朝も晴れるが風が強い。
二見が浦夫婦岩へ向う。太くて重いしめ縄が縁結びのシンボルで知られる夫婦岩を
しっかりと結んでいた。これだけは何十年前の高校修学旅行で来た時と同じ姿だった。
次に伊勢神宮へと向った。
外宮から内宮へ入った。2000年以上の歴史を持った社に向かい大鳥居をくぐった。さすがに神神しく厳かな雰囲気の中に入った。皆 深く頭を下げ参拝していた。私も家族の無事と幸せを祈った。
その後、熱田神宮も参拝した。
皆晴れ晴れとした気分でセントレア空港へ向った。
この度の旅行も素晴らしかった。3日間がアットいう間の感だった。高橋会長さん、
矢川副会長さん、第一旅行の田中さんの気配りに心より感謝いたします。
それにも増して参加者一人ひとりの優しい心遣いが楽しい旅、大きな思い出の旅になったと思います。
本当に有難うございました。
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