第1日 11月20日(日) 矢川悦郎
慰霊碑前の交流
一行21名、早朝5:15美野屋前出発前夜から一睡もしないで興奮気味の女性も数人あったようである。ウーマンパワーの凄さは以後3日間絶え間なしに発揮されたようである。西川正純さん、山田哲治さんの参加を得ての出発は大いに盛り上がった。
新潟空港からのフライトは快適そのもので、予定通り伊丹空港に到着した。さあこれからがバス観光。大阪第一交通のガイドさんがこれまた「大玉」であった。
第一旅行の田中さん懇意(あるいはもっと親密な・・・?)のガイドさんで乗客の話す合間がないほど「立て板に水」と言うよりも「鉄砲水」のガイドぶり。時には我らに質問をぶっつけて、答えに窮すると容赦ないこきおろし、しかし嫌みのないあっさり対応なので以後車内では退屈することがなかった。
阪和道は「だんじり」の堺を過ぎて一路白浜温泉へと走る。円月島をバックに撮影終えて昼食と相成った。アルコール所望もあったがそこは品性のよさを自認する村山貞一さんに倣って「串本のみなさんのひんしゅくを買わないように」と自重した。
三段壁を「三段腹壁」などとジョークを飛ばして本州最南端潮岬を探訪。いよいよ本旅のメーン訪問地 エルトウールル号遭難碑のある樫野崎に到着。串本トルコ文化協の美女連が花束を携えてお迎えをしてくれた。
これだけでも感激なのに「歓迎のご挨拶」を頂戴してさらに感激。
山田哲治柏崎市副市長の献花、鎮魂の拝礼を済まして少し離れた丘に建つ「アタチュルク騎馬像」に向かった。昨年の柏崎からの移設建立除幕式も胸に迫るものがあったが、今回は「所を得た像」がもっと安定して見えた。
西川さんの献花と高橋会長の「嫁に出した娘に会いに来た」の言葉が印象深く心に残った。
宿泊は串本ロイヤルホテル。高台にあることから日の出を見るのに絶好な場所とのお知らせもあったが朝寝坊してしまって実現しなかった。
夜の交流会は今回の旅の圧巻であった。串本町長 田嶋勝正さん、議会議長 濱田勝裕さん、議会議員 沼谷美次さん、串本町産業振興課長 堀口徳弘さん、町長ご夫様等々 たくさんの方々の参加をいただいてのパーテイ。双方の名士、代表の挨拶の後、当ホテルご自慢のグルメに舌つづみを打った。
飲むほどに、酔うほどに交歓の宴は佳境に入った。まずはご当地の御婦人方によるトルコ民族舞踊。本場のコスチウムで早いリズムの踊りで本場ものであった。トルコ民族舞踊にはたくさんお目にかかっているが、これだけ整った踊りにはなかなか出会わない。トルコへの熱い思いがなせる業と感服した。最後は参加者全員を誘い出て手を繋いで踊って交歓した思いは 今でも手の平に残っている。
さて、わが方でも荒川 実さんの美声で「三階節」を披露した。皆さんの豆絞りのでたちとあでやかな身振り手振りはさすがでご当地の喝采を受けた。
当夜もう一つ心に強く心に残ったのは、エルトウルル号遭難時に献身的な医療活動をした地元3人の医師の記録であった。当時のトルコより医療費を請求するようと請われても それを見舞金に充てて欲しい、ひたすらお助けしたい気持ちだけです・・・・。
日本のだれかに読んでもらいたい気がした。
『串本トルコ文化協会』女性会員によるトルコ民族舞踊
トルコ語一口講座
おはよう・・・ ギュナイドン こんにちは ・・・メルハバ
ありがとう・・・テシェキュレデリム どういたしまして・・リジャエデリム
お元気ですか?・・・ナッスルスヌス? いくらですか?・・・カチュパラ?
(11月21、22日の報告は次回 荒川實氏より掲載していただきます。)
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