10月22日(金) 荒川 實
友好の旅も5日目を迎えた。昨日の長時間のバス移動で皆疲れがピークに。今日はパムッカムから地中海沿岸エフェソスへ向かう。イズミル迄約5時間の移動だ。人前では疲れた様子は見せまいと気を引き締めてバスに乗る。
丘を越えると突如白い大地が見えた。魅惑的な美しい石灰棚だ。温泉に足を浸し、古代都市ヒエラポリスの遺跡を見学する。
また、バスに乗車。樹木の生えない山々、見たこともない奇岩の数々、広大な土地、カボチャ、メロン、低木の葡萄畑、砂糖大根、小麦畑を見ながら走る。
エフェソスの町が見えてきた。ここも幾度かの戦争や地震で崩壊したが地中海沿岸では最も富裕な町に復興し、他の都市をリードする学問や政治の中心地でもあったという。大英博物館の支援で野外音楽堂劇場の遺跡が発掘され、その後神殿も見つかったと言うガイドの説明を聞きながら歩いた。
エフェソス古代都市のモザイク敷きの舗道が素晴らしい。劇場は舞台から客席の最上段まで60m、最大25,000人収容出来ると言う。上段に上がると舞台はずっと下にみえる。舞台で手を打つ音、柏崎おけさの歌が上の客席まで大きく響く。当時の様子が想像される。 大理石通りは劇場と図書館を結んでいた。
下水道設備が整えられ、大理石で造られた便座が一列に並んでいる。みんなで腰掛けた風景は可笑しかった。
出発前日迄「行けるかな」と不安な気持ちだった妻が、トルコでは次第に楽しい表情になって行った。
皆様方の優しい思いやりを頂いたお陰と感謝しています。
エフェソス遺跡群
エフェソス遺跡群
10月23日(金)快晴 トルコ周遊友好の旅6日目 荒川 道子
ネオン煌く未明の街をベンツ(バス)で走り抜けイズミール空港へ。上空より眺めた街はまるで麻雀パイをびっしり並べたようなビルが朝日に輝いていた。大都会!!約1時間の飛行後イスタンブールに到着。
1番初めの観光は、「ブルーモスク」。トルコ帝国時代に建てられたイスラム寺院だ。巨大なドームと6本のミナレットが印象的。ドーム内部は青い花柄のタイルがびっしり。その美しさゆえに「ブルーモスク」と呼ばれると言う。
栗を焼く香ばしい香りに誘われて買った焼き栗を齧りながら「アヤソフィア」へ移動。ここは、ローマ帝国時代にキリスト教の聖堂として建立されたが、オスマン帝国が征服後はイスラム教のモスクとなった。今は、ビザンチン帝国の栄華を偲ばせる博物館として使用されている。
次は、「地下宮殿」ビザンチン時代に造られた大地下貯水池。メデューサの顔など宮殿風な彫刻の柱が立ち並び、ほのかな灯りを水面に映し幻想的な雰囲気を醸し出している。
3番目は「トプカプ宮殿」オスマン帝国の皇帝が400年にわたって居城とした。現在は博物館。宝物館には柄に3つの大きなエメラルドを嵌め込んだ黄金の短剣や86カラットのダイヤなど目を瞠る宝石類が並ぶ。
ハーレムは残念ながら見れなかった。同じく見損ねたM氏曰く「人のハーレム見てもしょうねえや。」(大爆笑) 成程ねえ。男性は・・・・・。
後は、「グランド・バザール」4,000軒もの店が並ぶイスタンブール最大のマーケット。存分にお買物?
最後は、「ベリーダンス」を見ながらディナー。柏崎トルコ文化村のダンスとはいささか趣が異なったかな。
いずこの国を観光しても思うことは、昔々の偉大な権力者は自己の力を誇示するために為したのではあるが後世に素晴らしい遺産を残したという事。そして、観光客の多さ、女子トイレの行列の長さに感嘆?
髙橋会長の大きな度量、奥様の細やかな心配り、皆様の優しさに支えられ楽しく安心な旅が出来たこと
さすがトルコ友好協会の旅だからこそと感謝に絶えません。
ブルーモスク前で イスタンブール地下宮殿
トプカプ宮殿からボスポラス海峡を望む
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