イラン・イラク戦争時日本人救出の立役者 森永 尭 様 急逝 謹んで哀悼の意を表します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柏崎トルコ友好協会　
　　        　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会長　高橋篤一

　この度　5月22日に　柏崎とも因縁の有りました　森永　尭　様が急逝されました。
突然の悲報に接し大変驚愕し言葉も有りません。
　森永様は1985年の　伊藤忠商事のイスタンブール支店長時代にイラン、イラク戦争が勃発、日本人だけが取り残され救出の手段無い絶望的な事態の中、親交の有った当時の　トルコのオザル首相に体当たり交渉によりテヘラン空港より二百数十名の日本人を救出された伝説の救世主であり、現在は日本トルコ協会の理事、和歌山県串本町の大使も勤められておられました。
　私は過去に数回　東京のトルコ大使館や串本町でお会いし、今年3月7日の当協会総会にはゲストとして柏崎に御来駕いただき　ご講演を賜わりました。出席の多くの会員の皆様は森永様の感動的なお話に感嘆の連続でした。その後4月8日には　日本トルコ協会事務所で歓談。さらに5月16日の赤坂での当協会関東支部総会にお招き致しましたところ、『現在　ギックリ腰で入院中なので次回は必ず参加しますよ・・・・』とのお元気なご返事を頂きました。
　3月の当協会総会後の懇親会では森永様の著書『トルコ・世界一の親日国』を販売したところ50部を完売、さらに全冊に御自身でサインのサービスをしていただいた姿が　強く瞼に浮かびます。
　ここに　謹んで哀悼の意を表するとともに　ご冥福をお祈り申しあげます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2014.05.29