柏崎トルコ友好協会 会長 高橋篤一
会員の皆様、新年明けましておめでとう御座います。
昨年7月に5年ぶりに活動を再開いたしました新生『柏崎トルコ友好協会』も順調に滑り出すことが出来ました。これも会員の皆様のお力添えと深く感謝申し上げます。
年頭に当たりまして『柏崎トルコ友好協会』の現状と今年の抱負を述べさせて頂きます。
昨年7月17日に会員数49名で活動再会しました『柏崎トルコ友好協会』は、12月末には会員数150名となりました。改めて柏崎の皆様はトルコに関心と愛情をお持ちの方々が多いとの感慨を深くしております。また、皆様とのお話の中で、かっての柏崎トルコ文化村を懐かしむ声も多く聞かれます。柏崎トルコ文化村が柏崎の歴史に、市民の記憶に、共に大きな1ページを刻み、今尚生きていることを痛感させられます。
会員は青年若人から熟年ご夫婦まで幅広く、お住まいも柏崎市在住の方々が圧倒的に多いのですが、市外の方も22名、関東在住の方が5名と、多岐に渡ります。
今年中に会員数200名を目標に多くの方々に声をお掛ける所存です。
いよいよ今年は『2010年トルコに於ける日本年』です。トルコ国内では一年を通じて日本との絆を深めるべく多彩な親善友好行事が催されます。
何故今年が日本年なのか?財界や政界関係者のどなたが実行委員なのか?行事予定内容は?これらは外務省のホームページに詳しく掲載されていますので関心をお持ちの方はそちらをご覧下さい。
『柏崎トルコ友好協会』では春先にトルコ児童の絵画展を市内で開催するべく現在 現地の学校などと交渉中です。開催時には会員はもとより、多くの市民の皆様や児童などから鑑賞頂ければと・・・また、柏崎の児童生徒の絵がトルコで展示され,この絵画展が双方向で毎年継続される事を望んでいます。これには当協会ばかりではなく行政、マスコミなど多くの関係機関のお力添えを頂かなくてはなりません。
当協会の会計事業年度は1月1日から12月末までと先の役員会で決定しました。
当然の事ながら今は新生2年目の事業年度に入りました。今年の協会総会の開催時に合わせて、又は別の機会でもよいのですが、トルコ大使館様などのお力添えを戴き、《トルコの魅力》を紹介できるような機会を作りたいと考えています。
これから検討に入りますが、例えば、トルコの美味しいお茶《チャイ》を楽しむコーナーがあり、芸能公演や文化講演会など複合的に楽しめる一日として、お子様から大人までの市民、会員が満足でき、しかも当協会の宣伝啓蒙、発展のきっかけとなれば・・・。即ち『柏崎に於けるトルコの日』です。
『トルコに於ける日本年』にあわせ当協会主催でトルコツアーを企画したいと考えています。幸にも今年の年末年始にはテレビ番組で多くのトルコの魅力が紹介されました。トルコと日本は同じくらいの緯度に位置していますから、日本の気候の良い時期が、トルコにとっても行動し易い時期となります。今後役員会などで検討を重ね、時期、規模、内容等早めにお知らせするようにしたいと思います。
昨年末の新聞報道でもご承知のように、トルコ建国の英雄『ケマル、アタチュルクのブロンズ像』が和歌山県串本町へ移設され6月に建立される事が決まりました。
この『アタチュルク像』はトルコ政府より開設当初の柏崎トルコ文化村へ寄贈されたのですが、2度の大地震により倒壊の危機から、台座より外して大切に屋内で保管されていたものです。この像の行く末については我々協会員と柏崎市民の最大の関心事でした。多くの関係者が時間を掛け、精力的に骨折りいただいた結果、落着した訳です。今年の『トルコに於ける日本年』に合わせ、時期的にも現在考えられ最良の解決方法を喜ぶと共に、関係者の御労苦に感謝申し上げます。
この件については、柏崎トルコ友好協会としては、かってのトルコ文化村所有者と現所有者間で係争中でもあるため、静かに見守る事を基本としてきました。柏崎市民として、娘をお嫁に出す家族のような心境で一抹の寂しさが無いわけではありませんが、今はただ、このブロンズ像が風光明媚で温暖な串本の地で安穏な日々を送る事を祈るのみです。
以上会員の増強と行事予定を3点ほど申し述べさせて戴きました。
今年も『柏崎トルコ友好協会』としましては身の丈に合った地道な活動を続けたいと考えています。
今年も会員の皆様のご理解とお力添えをよろしくお願い申し上げます。
2010年1月1日
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