綾子舞人形と共に訪れた地 中村 由紀子
今年三月に開催されたトルコの児童画展を見る機会はなかったのだが今回訪問し、驚いた。小学校だとばかり思っていたら、何と小・中・高一貫校であった。
セレモニー後、校舎内を案内してもらい、恵まれた環境の中で学んでいるという事がよく理解出来たし、「裕福な家庭の子供達なのではないかな」とも感じた。
吹き抜けに、上から鶴の折紙が吊るしてあるのを見て、何となくホッとした。なぜなら児童の親達の方が盛り上がっていて、歓迎ムードとは少しかけはなれた様な空気を感じたのである。国民性の相違なのかも知れないが。
私が持参した綾子舞人形は、子供達の目につく場所に飾って欲しかったのだが昼食会場で手渡す様にとの事で、トルコの日本基金文化センターの会長に、下野(シモノ)の人形。フィクレット校の校長先生に高原田(タカンダ)の人形を手渡す事になった。昼食時という事で、写真が一枚も無いのが残念であった。柏崎の子供達も伝統芸能継承の為に頑張っていますよというメッセージは、どこまで理解してもらえたかは定かではない。
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