記念すべき『2010年トルコにおける日本年』の今年に、柏崎トルコ友好協会23名の親善トルコツアーを実施する事ができました。参加者全員がトルコにおける日本年シンボルマークと両国国旗のバッジを胸に付け10月18日の早朝に出発し25日に無事帰国。訪れた先々では予想を超えた歓迎を受け感動の連続でした。
『2010年トルコにおける日本年』の文化事業として、日本外務省より認定された柏崎小学校児童の絵画展のオープニングセレモニー及びトルコ児童との交流会は、首都アンカラのテビフィック、フィクレットスクールで執り行われ、参加した当会員全員は大きな感動を味わう事が出来ました。ここの児童で3月に柏崎に絵を送ってくれた一人「チュアナ、ルトケイさん」とも記念撮影。彼女のお爺さんのお爺さんはエルトゥルル号遭難事件の生存者の一人でした。彼女も私たちにもこの出会いは生涯の思い出として心に残ることでしょう。
元トルコ中央銀行総裁で『トルコ日本基金文化センター』会長タイヤル氏主催の歓迎昼食会では「ようこそトルコへ。私は日本、柏崎が大好きです・・・」とのスピーチを頂きました。
ご多忙にもかかわらず日本大使館からは田中特命全権大使、吉田公使、日本トルコ協会の大曲事務局次長などがお見えになり、「皆さんが取り組んでいる草の根の市民友好活動こそが両国にとって大切。是非継続して下さい・・・。柏崎には機会を見てトルコのエネルギー担当大臣の訪問を実現したい・・・」とのご挨拶に私たちは元気づけられました。
さらに今年3月に当協会の総会時に来柏した駐日トルコ大使館の一等参事官オスマン、ベキャロール氏から、古都コンヤの『日本文化センター』会長メフメット氏へ、私たちがコンヤを経由するとの連絡が入り、メフメット氏から「トルコを訪れる柏崎の皆さんと是非お会いしたい」との私宛へメール。少ない時間でしたが 全員で『コンヤ日本文化センター』も訪れ 互いの友愛の志を交流させる事が出来ました。
今回の児童絵画展開催会場であり児童絵画の交換をして頂いたテビフィック・フィクレットスクールのアヤセ校長、トルコ日本基金文化センターのタイヤル会長、コンヤ日本文化センターのメフメット会長の三氏には、当協会の会員で今回のツアーに参加いただいた柏崎市が誇る日展理事で新潟県無形文化財保持者の 原 益夫先生の鋳金作品を協会よりのお土産として、原先生より直接三氏にお渡しすることが出来ました。三氏からは大変に喜ばれましたことも合わせてご報告致します。
今般の親善ツアーではトルコの皆さんとの交流も盛んでしたが、当協会の会員同士の結びつきも深める事が出来ました。毎晩の夕食時にはトルコ名産のワインにより、滑らからかに且つユーモアを交えての全員の自己紹介とスピーチで大いに盛り上がり、『エフェソス』では遺跡の見学だけではなく円形劇場での音響実験、有名皮革店ではトップモデル顔負けのファッションモデルとしての出演、バザールでの価格交渉術、果てはトルコ式トイレの解説・・・などなど、普段は見せない会員各位の隠れた才能と特技に触れる事が出来、とても楽しい思い出の連続でした。
さらに詳しいご報告は参加されました会員より掲載して頂きます。
平成22年10月27日
アタチュルク廟を参拝した柏崎トルコ友好協会員
TFスクール全景 柏小児童絵画の前で
TFスクール アヤセ校長と原 益夫氏
柏小児童絵画展のオープンテープカット 展覧会場
高橋会長・アヤセ校長・吉田公使 柏小児童絵画の前で
展覧会会場 TFスクールホール 感謝の証明書を児童全員に
オープンセレモニーでご挨拶する高橋会長
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