『柏崎トルコ友好協会』が5年ぶりに活動を再開しました。
2004年10月の新潟県中越地震とその3年後2007年7月に再び襲った中越沖地震、特に2度目の中越沖地震では新潟県柏崎地方の震度は6.8の大地震でした。建物は4万棟以上に被害を出し、死者7名 負傷者は800人以上にのぼり市民生活はズタズタに引き裂かれました。「柏崎市史」にもこのような大被害の記録はなく、柏崎市民として初めての体験だったわけです。 しかし、全国の皆様からの暖かい援助と励ましのお蔭でようやく元気を取り戻せるに至りました。
また、明年は《トルコに於ける日本年》です。トルコ共和国では一年間を通じ、多彩な日本との友好親善行事が催されると伺っています。
トルコの方々は大変な親日家が多いと耳にしますが、日本人 取分け柏崎人はトルコが大好きです。それはかってこの地柏崎には大規模なトルコと日本の友情のテーマーパーク「柏崎トルコ文化村」が存在し市民の楽しみの場所でもあったからです。
これら2つの主な理由で、『柏崎トルコ友好協会』の理事会で5年ぶりの活動再開が決議されました。
新生『柏崎トルコ友好協会』の第一回総会開催される。
さる7月17日に新生柏崎トルコ友好協会の総会が30名の出席のもとで開催されました。石黒信行氏の進行、渡辺恒弘現会長から議長席に着いて頂き議事が審議されました。
新会長に高橋篤一氏 副会長に矢川悦郎氏の両名を選出、高橋新会長の運営方針、規約の改正、理事改選などが承認されました。
続いての懇親会では 小岩敏之氏の『トルコから見た日本、日本から見たトルコ』の講演を途中にはさみ和やかに懇談を楽しみ、最後に佐藤俊雄氏の締めでお開きとなりました。
『柏崎トルコ友好協会』運営方針概要
① 活動の基本
トルコ共和国と日本、トルコ共和国と柏崎の友好親善活動を純粋に地道に積み上げてゆくことを基本とする。
② 会員の増員
トルコに興味のある小学生以上の全国の方に入会を呼びかける。
会費は年1.000円、今年度入会者にトルコ観光バッチ、トルコ観光パンフ
「知られざる日本とトルコの交流史」のDVD送呈
③ ホームページの立上げ
『柏崎トルコ友好協会』の実態報告、会員及び全国からのお便り、など双方向のホームページを開設
④ 具体的行事(今後役員会で検討)
例としてトルコ園児、小学生の絵画秀作展、小規模トルコ物産即売会、チャイ茶話会、両国市民レベルの交流会、国内先輩姉妹都市などとの学習会など(8/1現在検討中)
⑤ 役員会について
役員会の定例会化、
役員の4分業化 総務委員会、組織拡大委員会、業務企画委員会、渉外委員会
柏崎にトルコとの友好・世界との友好を真剣に考えていらっしゃる方々、そしてそれを行動に移そうという善意と勇気に満ちた方々の御様子を、このブログから拝見することができ、私は同じ柏崎人として誇りに思います。
私は、グランコートの経営をされている妹さんと、仲良くさせていただき、トルコ文化村後の施設内を案内していただきました。トルコ文化村の時とはまた違った素晴らしさで、これは、柏崎の宝であると思いました。
文化村を買い取った時、施設がとても傷んでいて、それをここまで持ってくるのに非常な努力をされた事は聞くまでもなくわかりました。その上2度の震災を受けられ、手間と修復の費用がかかり、大変であった事を教えていただきました。
アタチュルク像も、地震で傾き、粗末に扱ってはならぬと落ちて壊れることを心配して、一時地面に置いておき、その後自費で屋根つきの施設の下に移動保管したそうです。拝見して、とても大きなものであるとびっくりいたしました。これを移動するというのは、本当に大変であると、当時の御苦労を創造いたしました。
せっかくこの地にトルコとの友好を築いた大切な歴史があるのであれば、そこに眠る皆さんの深い想いを忘れることなく、この施設を “ 世界の縁 ” を結ぶ素晴らしい空間として活かすことができる可能性が有ると私は感じています。
結婚式場は人と人との第二の人生の縁を結ぶ原点です。それが世界に繋がっていく。そしてこんな素晴らしいトルコとの友好・御縁をこの柏崎で育めるとしたならば、柏崎の子供たちにとっても、誇りある歴史として残すことができるのではないかと、祈っております。
投稿情報: 吉田眞理 | 2009年10 月18日 (日) 04:30